指宿でオニテナガエビの釣り堀をする理由①
こんにちわ。
このブログも3記事目になり、とりあえず三日坊主になってないことにほっとしております。。。
さて、このブログを始めるきっかけともなった【オニテナガエビの釣り堀】ですが、何故、指宿でやっていくのか。
そういったところをシリーズで書いて行こうと思います。
まず最初に、オニテナガエビとはなんぞやというところを記事にしていきたいと思います。
オニテナガエビを簡単に説明すると、
世界最大のテナガエビの種類
となります。
(追記:淡水エビです。)
世界最大ってどれくらい大きくなるかと言うと、、、
手(実は胸脚)を入れると60cmになる個体もいるくらいでかいです。
日本の川にいるテナガエビはでかくなっても20cmほどで、オニテナガエビがいかに大きくなるかが分かります。
そして、このオニテナガエビですが、日本の川には一切生息していません。
ですので、日本でオニテナガエビの釣り堀をしようと思うと、養殖しなければなりません。
東南アジア原産のテナガエビなのでいわゆる外来種ですが、ちゃんと管理をすれば養殖することは問題ないです(ちなみに、南九州市なんかで養殖されているバナメイエビも外来種です)。
仮に、日本の河川に放流したとしても水温が適さず死んでしまうでしょう。
そのため、オニテナガエビは海外から輸入され、養殖が行われてきました。
ただ、平成28年に輸入防疫制度で、エビ由来の病気を予防するために海外からの輸入には当局の検査が必要となり、現在、オニテナガエビの輸入はかなりハードルが高い状況です。
しかしながら、その前までに輸入されていたものは、検査の対象とならないため、現在、日本国内で飼育されているオニテナガエビを国内で流通させることは問題ありません。
かつては多くの業者がオニテナガエビの養殖をしていたようですが、 様々な問題により(採算の問題やバナメイなどの台頭等と聞いてます)、どんどん減少していき、現在、私が知っている限りでは数社しかオニテナガエビの養殖を行っておりません。
ちなみに、指宿でも1970年代にオニテナガエビの養殖が行われていました。
指宿内水面分場の小山場長によると,本県では 1973(昭48)年に指宿市において富士エンタープラ イズ(株)が種苗生産を始めたのが始まりで,指宿内水面分場でも1974年から試験飼育を行ったが, 企業化の目処がたたず断念した。
では、現在、日本の一体どこでオニテナガエビを養殖しているのか。
私は、日本で数少ないオニテナガエビの養殖を行っている、相馬えび等養殖組合と株式会社ヒューネクトに、視察に行かせていただきました。
相馬えび等養殖組合は、青森県弘前市相馬地区にあるオニテナガエビの養殖場で、全滅などのトラブルに遭いながらも、30年以上の養殖を続けられてます。
ちなみに、弘前市相馬地区の地域おこし協力隊と協力隊の初任者研修で繋がっていたため、組合の方と繋いでいただき、オニテナガエビの視察を快く受けてくださいました。
人の繋がりってどこでどうなるか分かりませんね\(^^)/
さて、株式会社ヒューネクトですが、2018年に「閉鎖式循環濾過システム」を開発し、難しいとされるふ化から稚エビまでの初期段階の生産を効率よく成功されてます。
株式会社ヒューネクトからはオニテナガエビの稚エビを購入させていただき、現在飼育させていただいてます。
オニテナガエビの説明はこれくらいにして、次回は指宿におけるオニテナガエビの養殖について書きたいと思います。
それでは!
【おまけ】